✔ 文やフレーズには,内容上いくつかの言葉のまとまりがあります (☞リズム練習2)。複数の語にまたがっていても,1つのまとまりを1つの語のように考え,全体として音の強弱をつけましょう。

✔ 文では基本的に文末や文末に近い重要な語が特に強く発音されます (文アクセント)。文が複数のまとまりから成る場合は文アクセントも複数になりますが,文末に近いものが主アクセントとなります。

✔ 1つの意味的なまとまりを成す語と語の間は,ポーズを置かずに1語のように発音します。

リズムを取りながら発音しましょう。

※ 丸は文アクセントのある音節を示します。大きい丸は文中で語アクセントを保持する強音節,小さい丸はアクセントのない弱音節を示します。下線で結ばれた部分はひとまとめに発音しましょう。強弱をつけて机を打ちながら練習すると効果的です。

(1)

私はThomasといいます。

(2)

私はMannheimに住んでいます。

(3)

彼女は走るのが速い。

(4)

それらの木は大きい。

(5)

私は美術と音楽を専攻している。

(6)

私は彼を知っている。

(7)

彼も一緒に来る。

(8)

バスが駅に着く。

(9)

ここには駐車できる。

(10)

私たちはもうそれをやってしまった。

(11)

子どもたちはもう昼食をとった。

(12)

彼は中古自転車を一台買った。

(13)

彼はその中古自転車を買った。

(14)

これは私の妻の別荘です。

(15)

君たちはどこで働いているの?

(16)

その車は誰のですか?

強勢記号(´) のついた音節を文アクセントとして,次の文を発音しましょう。

(1)

Ich heiße Thómas.

(2)

Ich wohne in Mánnheim.

(3)

Sie läuft schnéll.

(4)

Die Bäume sind gróß.

(5)

Ich studiere Kúnst und Musík.

(6)

Ich kénne ihn.

(7)

Er kommt mít.

(8)

Der Bus kommt am Báhnhof an.

(9)

Hier darf man párken.

(10)

Wir haben es schon gemácht.

(11)

Die Kinder haben schon zu Míttag gegessen.

(12)

Er hat ein gebrauchtes Fáhrrad gekauft.

(13)

Er hat das gebrauchte Fahrrad gekáuft.

(14)

Das ist das Ferienhaus meiner Fráu.

(15)

Wo árbeitet ihr?

(16)

Wem gehört das Áuto?

✔ 情報を伝達する通常の発話,命令,補足を要求する発話 (疑問詞のある疑問文)では,原則として文末を下げます。

✔ 単独のまたは複数あるうちの最初の強音節でははっきりと音程を上げてメリハリをつけましょう。

✔ 文末で発話上の声域の底辺までしっかり落とすことが大切です。日本語の感覚で中途半端な高さに終わると,まだ話が終わらないように受け取られてしまう可能性があります。

リズムを取りながら発音しましょう。

※ 次の3層に分かれた図は,言葉を発する際の人の声域を表します(☞リズム練習2)。短い線 (‒) は音節を表します。高さの変化を指でなぞりながら発音してみましょう。

(1)

彼らは絵を描く。

(2)

私はThomasといいます。

(3)

彼女は走るのが速い。 / 彼も一緒に来る。

(4)

私は美術と音楽を専攻している。

(5)

バスが駅に着く。

(6)

ここには駐車できる。

(7)

私たちはもうそれをやってしまった。

(8)

子どもたちはもう昼食をとった。

(9)

彼は中古自転車を一台買った。

(10)

彼はその中古自転車を買った。

(11)

これは私の妻の別荘です。

(12)

ここに駐車するな。 / 彼女に手紙を書きなよ。

(13)

君たちはどこで働いているの?

(14)

その車は誰のですか?

アクセントとイントネーションに気をつけて,それぞれの文を発音しましょう。

(1)

Sie malen.

(2)

Ich heiße Thomas.

(3)

Sie läuft schnell.

Er kommt mit.

(4)

Ich studiere Kunst und Musik.

(5)

Der Bus kommt am Bahnhof an.

(6)

Hier darf man parken.

(7)

Wir haben es schon gemacht.

(8)

Die Kinder haben schon zu Mittag gegessen.

(9)

Er hat ein gebrauchtes Fahrrad gekauft.

(10)

Er hat das gebrauchte Fahrrad gekauft.

(11)

Das ist das Ferienhaus meiner Frau.

(12)

Park hier doch nicht!

Schreib ihr doch mal!

(13)

Wo arbeitet ihr?

(14)

Wem gehört das Auto?

✔ 応答を求める発話 (ja/neinの答えを求める疑問文,問い返しなど) では,文末を上げます。

✔ 相手との距離を縮める接触志向のイントネーションです。補足を要求する発話 (疑問詞のある疑問文) でも,親しみを込めて言うときや丁寧に問いかけたいときには上昇調にしましょう。

✔ 文末のアクセント母音でいったん低く下げてから一気に上げると,メリハリが付いてイントネーションが明瞭になります。

リズムを取りながら発音しましょう。

(1)

この人がThomasですか?

(2)

その男の人を知ってる?

(3)

君来るの?

(4)

そうなの?

(5)

あなたは教師ですか?    いいえ,私は学生です。

(6)

お茶をください。    え,何ですか?

(7)

彼は,来るけれど本当はそんな気分じゃない,と言った。

(8)

私は彼に電話するのを忘れた。

1. アクセントとイントネーションに気をつけて,それぞれの文を発音しましょう。

(1)

Ist das Thomas?

(2)

Kennst du den Mann?

(3)

Du kommst?

(4)

Ja?

(5)

Sind Sie Lehrerin? - Nein, ich bin Studentin.

(6)

Einen Tee, bitte. - Wie bitte?

(7)

Er sagte,  dass er kommt, aber eigentlich keine Lust hat.

(8)

Ich habe vergessen, ihn anzurufen.

 

2. [  ] 内の場面にふさわしい適切なイントネーションでそれぞれの文を発音しましょう。

(1)

Wie heißt du? [迷子になっている子どもに対して]

お名前は?

(2)

Guten Morgen! [通常の朝のあいさつ]

おはよう。

(3)

Und Ihnen? [調子はどうか,相手に尋ね返すとき]

で,あなたの方は?

(4)

Welche Größe haben Sie? [店員が客にサイズを尋ねるとき]

サイズはいくつですか?

(5)

Was machen Sie da? [不審者に対して]

そこで何をしているんですか。

(6)

Und? [相手に話の続きを促すとき]

それで?

✔ 問われたことに答えたり,対比的に述べたりして,発話の中で特定の情報を強調する場合には,その情報を担う語に文アクセントが置かれます。

✔ 無意識のうちに通常は文アクセントがつかないところにアクセントを置いてしまった場合,何らかの強調が込められていると聞き手に解釈されてしまう恐れがあります。文アクセントの位置には十分注意してください。

✔ 語を感情に合った高さや低さで際立たせ,情感を込めて発音しましょう。

リズムを取りながら発音しましょう。 ※ 太字の語にアクセントが置かれます。

(1)

Habt ihr am Montag Deutschunterricht?
(君たちのドイツ語の授業は月曜日だっけ?)

– Nein, am Dienstag haben wir Deutschunterricht.
(ちがう,火曜日だよ。)

(2)

Wo ist die Zeitung? Sie liegt nicht auf dem Tisch.
(新聞はどこ? 机の上にないよ。)

– Die Zeitung liegt unter dem Tisch.
(机の下にあるよ。)

(3)

Fährt Paul mit dem ICE nach Berlin?
(パウルはICEでベルリンへ行くの?)

– Nein, er fliegt nach Berlin.
(いや,彼は飛行機でベルリンへ行くんだ。)

(4)

Wer kocht heute?
(今日の料理当番はだれ?)

Du kochst heute!
(君だよ。)

(5)

Wie viel hat er getrunken?
(彼はどのくらい飲んだの?)

– Er hat ein Glas Whisky getrunken.
(ウイスキー1杯だけだよ。)

(6)

Der Schlüssel passt nicht zum Schloss des Autos.
(この鍵,車に合わないよ。)

– Das ist kein Autoschlüssel, sondern der Schlüssel zur Haustür.
(それは車の鍵じゃなくて,玄関の鍵だよ。)

(7)

Weißt du, dass das Flugzeug nach Kairo in die Wüste abgestürzt ist?
(カイロ行きの飛行機が砂漠に墜落したのを知ってる?)

– Ja, unglaublich. Ich wollte mit dem Flugzeug fliegen. Es war schon ausgebucht.
(うん。信じられないよ。その飛行機に乗ろうとしてたんだ。もう席が取れなかったんだけどね。)

(8)

Sagst du, er hat ein Lotto gewonnen?
(彼がくじに当たったって言うの?)

– Nicht ich habe, man hat das gesagt.
(私じゃなく人がそう言ってるんだよ。)

(9)

Weißt du das wirklich nicht mehr?
(本当に覚えていないの?)

– Entschuldigung, ich weiß wirklich nichts mehr.
(ごめん,本当に何も覚えていないんだ。)

(10)

Oma hat nächste Woche ihren 90. Geburtstag. Wir feiern in einem Weinlokal.
(おばあちゃんは来週90歳の誕生日なの。ワイン酒場でお祝いするんだ。)

– Schön. Deine Oma ist gesund und sehr glücklich.
(いいね。君のおばあさんは健康だしとても幸せだね。)

(11)

Ich komme dann morgen gegen 11 Uhr.
(それでは明日11時頃に参ります。)

– Kommen Sie bitte genau um 11 Uhr.
(きっかり11時に来てください。)

(12)

Meine Eltern können nicht kommen.
(うちの両親は来られないんだ。)

– Wie schade!
(残念だなあ。)

1. Bの発話がAの発話の下線部に対応したものになるよう,適切にアクセントをつけて発音しましょう。

(1)

A: Habt ihr am Montag Deutschunterricht?

B: Nein, am Dienstag haben wir Deutschunterricht.

(2)

A: Wo ist die Zeitung? Sie liegt nicht auf dem Tisch.

B: Die Zeitung liegt unter dem Tisch.

(3)

A: Fährt Paul mit dem ICE nach Berlin?

B: Nein, er fliegt nach Berlin.

(4)

A: Wer kocht heute?

B: Du kochst heute!

(5)

A: Wie viel hat er getrunken?

B: Er hat ein Glas Whisky getrunken.

(6)

A: Der Schlüssel passt nicht zum Schloss des Autos.

B: Das ist kein Autoschlüssel, sondern der Schlüssel zur Haustür.

(7)

A: Weißt du, dass das Flugzeug nach Kairo in die Wüste abgestürzt ist?

B: Ja, unglaublich. Ich wollte mit dem Flugzeug fliegen. Es war schon ausgebucht.

(8)

A: Sagst du, er hat ein Lotto gewonnen?

B: Nicht ich habe, man hat das gesagt.

 

2. 情感を込めて言いましょう。

(1)

Der Hund ist so groß!  Er sieht wie ein Pferd aus.

その犬本当に大きいね! まるで馬みたい。

(2)

Ganz wie du willst!  Mir macht das nichts aus.

お好きなように! 私はまったくかまわないから。

(3)

Schalte die Heizung aus!  Hier ist es zu warm.

暖房を切ってよ! ここは暖かすぎる。

(4)

Meine Schwester hat super Noten in der Schule.

妹は学校ですっごくいい点をとったんだ。

(5)

Kommst du auch mit? – Aber sicher!

君も一緒に来る? 当たり前だよ!

✔日常的な発話速度での話し言葉では,スムースで速やかなコミュニケーションのため,特定の音が脱落したり,弱くなったり,前後の音と似た音になったりと,さまざまな音の変化が観察されます。

✔ 日常的な会話では,このような音の変化を伴う方が自然です。聞き取り力アップのためにも自分で口に出して発音してみましょう。

リズムを取りながら発音しましょう。

※下に発音記号があるところでは,記号に従って発音してください。

(1)

Ich habe Hunger.

   [háːp]

お腹が空いた。

(2)

Wie finden Sie das neue Auto?

  [fɪ́ndn̩]

その新車はどう思われますか。

(3)

Trinken Sie gern Bier?

[tʁɪ́ŋkŋ̩]

ビールはお好きですか?

(4)

Wie geht’s?

  [ɡéːʦ]

元気?

(5)

Wir pflanzen hier ein paar Tulpen.

  [pflánʦn̩]  [aɪmpáːɐ]

私たちはここにチューリップをいくつか植える。

(6)

Sie wird bald zurückkommen.

     [balʦuʁʏ́kɔmm̩]

彼女はまもなく戻ってくるだろう。

(7)

Hast du heute Zeit?

[hásdu hɔ́ʏt]

今日時間ある?

(8)

Kommst du aus Deutschland?

[kɔ́msdu aʊstɔ́ʏʧlant]

ドイツから来たの?

音変化によって生じるリズムを意識しながら発音しましょう。強弱アクセントの表示の見方は,アクセント ①を参照してください。

(1)

私はThomasといいます。

(2)

私はMannheimに住んでいます。

(3)

彼女は走るのが速い。

(4)

それらの木は大きい。

(5)

私は美術と音楽を専攻している。

(6)

ここには駐車できる。

(7)

私たちはもうそれをやってしまった。

(8)

子どもたちはもう昼食をとった。

(9)

彼はその中古自転車を買った。

(10)

その車は誰のですか?